スタッフ国政コラム7 社会で子供をはぐくむ・後編‐幼保一体化と子ども・子育て支援事業‐

2012年4月18日

企業が集中しているところ、ベッドタウン。町によって、住む人たちも、働く人たちも様々。
地域には、その地域のニーズがある。
これに合わせた施設やサービスを提供できるようにすることが2つ目のポイント。

● 地域の実情、ライフスタイルに合った預け方
・国レベルでの政策決定に、子育て当事者とそれを支える人々が関与
・子育て環境へ最も近く、地域の実情を知る市町村が責任をもつ
・総合こども園を主に、地域型保育や子ども・子育て支援事業のベストミックスで、"学びと育ち"地域ニーズに対応

 子育て中、子どもを持ちたい皆様が、関心をお寄せなのは"預けたいとき、預けたい場所で預けられるか"という利便性の点ではないだろうか。
 そういう声にお応えするため、子育ての現場にいちばん近い市町村が責任を持ち、自由度をもって地域の実情に即した給付をなしうる制度設計としている。
本国会へ提出する『子ども・子育て支援法(仮称)』では、その役割と責務を明らかにし、総合こども園や他の施設・事業を組み合わせた計画的な幼児期の学校教育・保育の整備、給付と権利保障、利用支援等を定め、確実な"学びと育ち"の給付を図っている。
同時に、国による指針等の策定、また都道府県が必要な助言・援助を行うとともに広域でのバランスを図りうることとし、参入事業者の適性、地域による園の偏在など、地元で継続してこども園へ通えるのかという不安の声にも応えうる組織体制を築く。
そして、中編でご紹介した地域型保育給付(仮称)や子ども・子育て支援事業(仮称)により、市町村ごとに地域ニーズを反映し、一時預かりや延長保育、病児保育などにも対応した"預けたいとき、預けたい場所で"に応じうる亜ポート体制を築いていく。
 さらに、市町村新システム事業計画(仮称)への子育て当事者の意見反映のみではなく、国のレベルで「子ども・子育て会議(仮称)」をもち、行政、労使、子育て当事者らによる議論を行い、『生の声』の政策反映を可能として進化する子育ての仕組みを作る。

北朝鮮のミサイル発射と失敗、衆議院にて抗議決議採択。

2012年4月13日

 北朝鮮のミサイル発射、そして失敗を受けて、慌ただしい一日。

 

 朝一番で、外務部会との他部会との合同会議。

 その後、同僚議員の差し替えで、財務金融委員会でのAIJ証人喚問に少しの間出席。

 会館に急いで戻り、世界銀行のクリスチャン・バエザ(保健・栄養・人口担当局長)氏と意見交換。今年の世銀年次総会は東京で行われる上、母子保健がテーマとしてクローズアップされるとのこと。数少ない子育て真っ只中の女性議員としても、外務委員会理事としても、しっかりとバックアップすることを約束。

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 昼からは代議士会に続き、本会議。「北朝鮮による『人工衛星』打ち上げに抗議する決議案」を採択。

 散会後すぐに外務委員会の理事懇へ。来週18日には委員会が開かれ、玄葉大臣の所信が聞ける運びとなりました。

 さらに、15時からは外務部会。北朝鮮のミサイル発射に関して、直近情報の聴取と質疑。北朝鮮が朝鮮中央通信を通じて失敗を認めたことが、若干の意外性をもって報じられています。

 もちろん、失敗とはいえ「発射」した事実について厳格な対応をとっていくべきであるとともに、失敗による「国威失墜」の回復手段としての再発射あるいは核実験というような「次」の可能性を、しっかりとシュミレートする必要があります。

 

 

郵政改革法案、大詰め!

2012年4月11日

 青い空、満開の桜の下を陽士とともに通勤。会館の保育園に預けて仕事に行こうとすると、激しく両手を伸ばして抱っこをせがみ大泣き。切なさと嬉しさが交錯する瞬間。

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 朝一番で、郵政特別委員会委員の打合せ会。

 引き続き午前中は郵政特別委員会にて参考人質疑。

 檜原村の坂本義次村長は、「郵政民営化に賛成の一票を投じた。サービスは維持されるという約束であった。しかし、郵便屋さんに貯金や保健がお願いできず大変不便になった。貯金限度額の制限がタンス預金をうみ、防犯上の危険も生じている。私の村は2582人。1530メートルの山を含む急峻な山に囲まれた村。電車も国道もコンビニもない。今も、そしてこれからも、民間金融機関の支店が来ることは100%ない。郵便屋さんに貯金・保健の扱いを可能としてもらいたい。郵便、漁協、農協の金融機関しかない地域においては限度額撤廃してもらいたい」という趣旨のご発言。今回の法案には「三事業一体のユニバーサルサービス」が明確に書きこまれていますので前者は解決されます。後者については、「預入限度額について政府関与が残る場合は当面引き上げない」ことをいかに運用するか、今後の課題となってきます。この点を含めて、明日の審議でも議論が続きます。

 午後は、夕刊フジの取材。片山さつき議員との対談。対立する政党としてのパンチの応酬と女性議員同士としてのタッグが入り混じる、刺激的な対談でした(少ししゃべりすぎた気もします・・・)。来週の月曜日から金曜日にかけて、5回の連載予定です。

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 引き続き、消費税議論のキモの一つである逆進性対策としての「簡素な給付」WT。

 夜は、議員会館にて「星の国から孫ふたり」を鑑賞。自閉症のお孫さん2人を「星の国」からやってきた宝物として接していく祖母。肩肘はらずに、上品なユーモアを交えながら、自閉症をとりまく現実を伝える、ノンフィクションをベースにした映画です。「自閉症」という言葉が持つ閉鎖性を乗り越えて(映画では「オーティズム」という言葉に置き換えています)、とりまく人々と手をつないだときに、その手の暖かさを通じて、お互いの違いをそれぞれの豊かさに変えていける、そんなおおらかな優しい環境を作っていきたいものですね。

 鑑賞後、ダッシュで保育園にお迎え。朝のぐずりはどこへやら、ニコニコで楽しい1日を過ごしていたチビだったのでした。

スタッフ国政コラム6 社会で子供をはぐくむ・中編‐幼保一体化と子ども・子育て支援事業‐

2012年4月 9日

前編に述べたところを受けた今般の施策、ポイントは2つ。中編では、子供たちの学びと育ち、施設や地域でどのように子どもたちが過ごすのかという内容にスポットを当てる。

● "学びと育ち"の総合サポート
  子どもたちの過ごす『こども園』とは?
・ 総合こども園を中心に、質の高い学校教育・保育の一体的提供で"学びと育ち"をサポート
・ 幼稚園の保育機能アップや地域型保育等による保育の量的拡大
・ 地域のニーズに応え、家庭での養育を支援

 幼保一体化のメインである『総合こども園』は、友達や周囲との過ごし方やコミュニケーション、運動、音楽や自然などへの興味をもつ気持ちを育て、そして小学校での勉強を前に読み解くちからの基礎を身に着ける等『学び』の部分と、幼児の健やかな成長のため心身の発達を助ける『保育』を併せて提供し、"学びと育ち"
をトータルサポートすることでより一層高い質のサービスを子供たちへ提供しようとする施設である。
 現行の幼稚園が保育機能を強化することをメインに、移行を促す助成等仕組みをつくり、多様な事業主体の保育事業への参入を促進して保育を必要とするすべての子ども、家庭に行き届くよう配る。

 よくいただくお声は、『今あるすべての保育所と幼稚園が総合こども園になるわけじゃないなら、サービスが受けられないのでは?』『0?2歳児の保育がすべての園で行われないなら、待機児童は減らないんじゃないか』『延長保育や、病児保育が無ければ安心いて働きに出られない』という不安。
 これに対して、まず、既存の保育所や幼稚園を助成等で総合保育園へ移行するよう誘導していく。加えて、市町村ごとに地域の需要や潜在ニーズを把握したうえで、総合こども園のみではなく他の施設を組み合わせて、"学びと育ち"が誰でも受けられるように対応していく。
0から2歳児については、総合こども園の一部、地域型保育給付(少人数、訪問型、事業所内保育等)によって保育を行い、3歳児以上の児童へは転園やこども園との連携により学びのサポートも始まる。
その他、市町村が主体となり、地域子育て支援拠点事業による利用支援、一時預かりや延長保育、病児・病後児保育事業等々を行い、ご家庭や親御さんのニーズに応える体制も整える。

多様な価値観の表出、国民投票議論

2012年4月 5日

 早朝8時より、インテリジェンス・NSCワーキング。本日の産経新聞にも筆を寄せておられた志方俊之先生を招いてのご講義。「核をもたぬ日本、軍事力を制限している日本は、ウサギのような長い耳を持つ必要がある」との言葉。

もちろん、その長い耳とは「情報」を収集する耳です。


 10時からは憲法審査会。本日のテーマは、国民投票の対象範囲。

「憲法改正に関する事項以外に、国民投票の範囲を拡大することについては慎重であるべき。そもそも、特定のテーマの是非を問うような国民投票を行った場合、その多数決の結果が大きくクローズアップされ、多様な価値観の反映は望めない。ましてや、政治的決断の際には、民意の大勢に反しても大局に立った政治的決断が必要となる場合があるが、その決断を著しく困難にする。ただ、一院制の問題など、憲法改正事項であって、その性質上国会議員による発議に難しさがあるテーマについては、予備的諮問的な国民投票を制度設計する意義がありうるので、今後議論していくべき」

旨発言をしました。皆さんのお考えも聞いてみたいところです。

 午後からは、諸々の勉強会、そして本会議が2回。ただいま2度目の本会議まちで、本日中に2012年度予算が成立します。

 


 「あんぽん 孫正義伝」(佐野眞一 小学館)を読了。「東電OL殺人事件」もそうでしたが、佐野眞一さんが描くノンフィクションは、人間の業をえぐり出しながらも、その業を正面から受け止めて慈しむような筆致で、私は好きです。

スタッフ国政コラム5 社会で子供をはぐくむ・前編‐幼保一体化と子ども・子育て支援事業‐

2012年4月 2日

政府は、平成24年3月2日、幼保一体化の具体施策を示す「子ども・子育て新システムに関する基本制度」を決定した。

 親、家族にとってかけがえのない存在、そして社会の構成員として育んでいくべき存在である子どもたち。
わが党は、日本に生まれた子どもたちが、親の経済状況や幼少期の生育環境によって格差が生じることがないよう、すべての子どもが尊重され、その育ちが等しく確実に保障されるよう取り組むべきであると考える。
加えて、出生率低下が叫ばれて久しい昨今、2010年は1.39%と0.02%の回復を見せたが、子供を産む、育てるということに対してのハードルがあることを数字があらわしている。
『生む』という選択には、育てる環境も大きく影響する。今の仕事を続けられるか、預けられたらどんな風に子どもは過ごすのか。
核家族化と地域との関係希薄化、雇用形態と企業の福利厚生の変化等、子育て環境が変化する中、子どもたちの育ちをサポートするための新たな形づくりが肝要だ。
 
 中・後編では、この理念と問題意識をもって行う施策によって何が変わるのか、そのポイントをご説明申し上げたい。


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子ども・子育て新システムに関する基本制度資料