社会保障・税一体改革に関する法案審査、終了。

2012年3月28日

 昨晩、正確に言えば日をまたいだ午前2時、社会保障と税の一体改革に関する法案審査を終えました。

 そもそもこの法案の実質的な中身の部分は、年末に議論を重ね、12月29日に「大綱」として了承済みでした。

 にもかかわらず、さらに8日間をかけて47時間の議論を行ったのです。

 そのことを考えれば、まさに丁寧すぎるほど丁寧な議論を重ねたと思います。

 今後、法案審議入りまでに、1.逆進性対策としての「簡素な給付」「給付付き税額控除」の具体的制度設計、2.「歳入庁」など徴収率を上げる対策、3.価格転嫁の適正を図る対策などを、しっかりワーキングチームで検討して、国会審議の充実に備えていきます。

 「増税の前にやるべきことがある」という主張は、その通り。

 そして、私たちは与党ですから、「やるべきことをやる」のが仕事であります。

 さらに、私たちは与党ですから、議論が仕事ではなく、議論の結論を出し実行することが仕事であります。

 明日は、議員定数80削減の議員立法を実現するため、民主党の政治改革推進本部樽床本部長の元に法案を持って行きます。

 一つひとつ、やるべきことを前に進め、実績を積んでいく。そのことによって、信頼される政治を築いていく。深夜の会館事務所で改めて決意しました。

 

 ちなみに、一旦帰宅し、再び出勤した今日の日中は、法務部門会議で少年の国選付添人制度について、外務部門会議で核セキュリティーサミットについて、それぞれ説明と議員間討議。

 核セキュリティーサミットについては、初日のワーキングディナーで、各国首脳から福島第一原発の対応を勇気あるものと評価するコメントが発せられたにもかかわらず、総理はその場にいることができませんでした。参議院の国会審議に出席を与儀なくされていたからです。

 もちろん、国会審議の重要性は言うまでもありません。しかし、野党の要求で国会審議に拘束されて満足な外交ができないようでは、日本の国益を守るという総理の職責が果たせません。国会審議のあり方を真剣に検討すべきです。

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【法務部門会議にて】


 

 

スタッフ国政コラム4 特別会計改革

2012年3月26日

平成24年3月9日、政府は特別会計法の一部を改正する法律案を閣議決定した。

特別会計とは、何か。そもそも会計は、社会保障、教育、国防、外交等非常に多くの国家施策についての歳入と歳出を明らかにするためのもので、負担した税金や手数料が、無駄なく、正しく用いられているかをチェックすることができる。ただ、複雑化する会計を単一とするだけでは却って明確性を失う。そこで、区分経理を認め、適正な受益者負担・事業収入の確保を図ろうとして作られたのが特別会計だ。

しかし、複雑で逆にわかりにくい、事業の目的が達成されたのではないか、不要不急の事業が混じっているのではないか等チェック機能の不全が指摘されてきた。

わが党は、公債に頼る財政状況から脱するため総予算の組み替えを図ってきた。そして社会経済情勢等の変化から、震災からの復興・日本再生という視点も踏まえて、法改正を含む特別会計改革を着実に進めていく。

●事務・事業につき、徹底した無駄排除!

●情勢踏まえた事業の柔軟な見直しで、国民のニーズに合った予算編成!

●決算剰余金のうち積立不要なものは一般会計歳入繰り入れを!

●積立金の真に必要な規模・水準を再検討し、必要性、積立基準等適切な情報開示を!

●事務・事業の内容や会計制度につき一層の情報開示をし、透明性の向上を!

本日の国会活動(3.15)

2012年3月15日

 早朝より外務部門会議にて、駐中南米大使との意見交換会。12.3.15外務部門会議.jpg

 引き続き9時から、憲法審査会にて、国民投票における公務員の政治的行為の制限に関する議論。事前通告不要の現場手上げ方式で、政党人であるより1人の国会議員として議論できるこの場を、常にすがすがしく感じます。

 昼前に、司法修習生の給費制の復活を求める若い法律家(とその卵)と面談。

「給費の復活を求めるだけではなくて、貸与制に弁済免除制度を導入するなどの工夫を、自らが打ち出していくことも必要ではないか」と率直にお話しする。

 午後は、溜まっていた事務作業や書類の読み込み。

 15時から、懸案のデンタルデータの案件で打ち合わせ。歯科医師会の皆さんや東北大学の先生など、関係者の尽力により、少しづつ確実に前進。党本部DD打ち合わせ.jpg

 17時30分からは、社会保障と税の一体改革の法案審査。

 慌ただしい一日。

 「朽ちていった命--被爆治療83日間の記録--(NHK「東海村臨界事故」取材班 新潮文庫)を読了。軽々にコメントすることができるようなドキュメントではありません。でも、この本を読んだ一人ひとりが、大量の放射線が人間にもたらすものを、頭と心に反応させることは、大変に重要なことだと思う。

3月13,14日地元にて

2012年3月14日

3月13日 身体障害者補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)を推進する議員の会による補助犬訓練・認定等の現場視察
シンシアの丘(介助犬の訓練)3.13シンシアの丘.JPG













ゴジカラ村にて(ユニークな多世代交流自然村)3.13だいたい村.jpg











福祉用具プラザ3.13福祉用具プラザ.jpg












中部盲導犬協会(盲導犬の訓練と認定)3.13中部盲導犬協会.jpg

3月14日 大府大東小学校竣工式にてご挨拶3.14大府大東小竣工式.jpg

3.11から1年。福島の現在。

2012年3月12日

 東日本大震災から1年が過ぎた今日、福島へ行ってきました。

 「子どもの未来を守る女性議員ネットワーク」所属議員8名での視察です。

 

 最初に福島県立医科大学にて、震災・原発事故対応、こころのケア概要、医大復興関連事業概要を伺いました。

 「安全と安心は違う。私たち科学者は『安全』のために尽力する。国会議員は正しい情報発信によって『安心』をもたらしてほしい。そのために、今日、我々はすべてをお話しする。正しいエビデンスを持って帰って頂きたい」と冒頭のご挨拶を頂きました。

 その後、甲状腺検査について、平成26年3月までに全県民に検査を実施し、平成26年4月以降は20歳までは2年ごと、それ以降は5年ごとに検査を行い、生涯にわたり県民の健康を見守るという工程など、詳細なご説明を頂きました。

 県立医大として、県民の命を守る砦になる覚悟がひしひしと伝わってくる、濃密な意見交換と、これまでそしてこれからのご尽力に感謝します。

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 午後からは南向台小学校にて、子どもたち、保護者の皆さん、教員の皆さんの現状と課題を伺いました。

 子どもたちは、見えない放射線の不安のなか、屋外活動の制限による基礎体力の低下、換気が十分にできないことなどによる感染症の増加、卒業式やスポーツ大会など各種行事の中止、転校する友人との別れや年度途中での担任の変更などに、戸惑ったり、悲しんだり、くやしい思いをしたりしています。

 親御さんたちは、子どもたちが感じる以上の苦しみ、悲しみ、悩みを抱えながら日々を過ごしておられます。

 先生方も、震災対応への疲労やストレスの蓄積の中で、屋外活動の制限による教育活動の様々な見直し、様々な保護者の方への対応、子どもたちの心のケアなど、負担が重くのしかかっています。ましてや、自身が被災者であり、多くの先生も「子の親」であることを考えると、その尽力に頭が下がります。

 そんななか、木のぬくもりのある暖かな校内で、小さな手で一生懸命書き取りに励んだり、明日卒業の記念に行われるという給食バイキングについて嬉しそうに話していたりする子どもたちの姿を見ると、何とも胸がつまります。

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 さらに、福島市役所渡利支所に移動して、渡利地区自治振興協議会の皆さん、渡利地区町会連合会の皆さん、渡利幼稚園、渡利小学校、渡利中学校の皆さんからお話しを伺いました。

「子どもたちの1年は、大人の1年と全く違う、かけがえのない1年だ。待ったなしだ」

「介護しているおじいちゃんがいることもあって、避難できない。最近では、子どもたちは、余り気にせず外出するようになったが、親としてどこまで制限すべきなのか分からない。国からの情報が欲しい」

「安全はつくれても、安心はつくれない。食物の放射能測定器を、せめて町内ごとにおけないだろうか」

「リスクを避ける行動は責められないし、避難していく気持ちもわかる。線量の高い地域における除染を徹底して欲しい。国が前面に出て欲しい」

「全ての除染には時間がかかることは理解できる。そうであれば、屋内で遊べる施設が欲しい。毎週末、子どもを遊ばせるために県外に連れて行くのは大変だ」

「風評被害の重大性を理解して欲しい。がれき処理には国がリーダーシップを発揮して欲しい」

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 皆さんの切実な声をここに書き切ることはできません。

 お話し頂いた皆さん、地域の共同体やPTAなどでとりまとめに尽力されている方であり、自らが地域のために大変な努力を続けておられる方々です。

 そういった方々からの、「国は信じられない」、でも「国しかないんだ」「自治体や地域共同体では限界なんだ」という声。

 不信の対象である「国」に、それでも最後の希望を託さざるを得ない被災地「フクシマ」の声を、少しでも応えるために、具体的な行動をとっていきます。

 

 最後に、心に突き刺さった言葉を紹介します。

「フクシマは、避難する人しない人、食べ物食べる人食べない人、避難して戻る人戻らない人、二つに割れてしまった。この原因は、政治が二つに割れて、政治家が決断できないからだ。政治家が決断できないから、フクシマの人々は、二者択一の自己判断を迫られ苦しんでいる。政治が一つにまとまって決断するというリーダーシップをとってほしい」

 このフクシマの声を聞いてもなお、財源法案を人質に解散を迫ったり、不信任決議をちらつかせながら増税反対をとなえたり、そんな政治があっていいはずがないと強く思います。

 そんな政治を変えるために、私たち若い世代がいるはずです。

 正念場を迎えて、自分なりにできることを全うするつもりです。

 

 


ポーツマスの旗ー日本の外交史、先人の標石ー

2012年3月 7日

 久しぶりに、夜中過ぎまで、本の頁をめくる手が止まらない状態に突入。

 吉村昭の著作「ポーツマスの旗 外相・小村寿太郎」です。

 昨日3月6日に、田中真紀子外務委員長と外交史料館に視察に行ってまいりました。

 会館に戻ってきたら、ちょうど秘書の日置ちゃんの机にこの本が。

 そういえば、日露講和条約の調印書・批准書やら日露講話会議会議場と日露両国全権の写真やら、見てきたばかり。せっかくの機会だから読んでみようと、借りて持ち帰ったわけです。

 夕飯を終えて、お風呂も終えて、うちのチビくんがいつもの如く、ベッドの真ん中で大の字になって豪快に寝入った後、どれどれ私も寝る前にちょっと読んでみようかね、と端っこに横になって本を手にとったら・・・。

  止まらなくなってしまった!読みきってしまった!!

  ていうか、読んでから外交史料館行くべきだった!!!

 ロシアとの交渉がスタートした矢先、会議の内容を相互に一切秘密にするという約束を破り、講和条約を新聞に流したロシアの行為に対して思いめぐらす小村の心象風景として


「多様な欧米列強の外交政策に対して、日本の外交姿勢はどのようなものであるべきかを小村は常に考え続けてきた。

 結論は、一つしかなかった。歴史の浅い日本の外交は、誠実さを基本方針として貫くことだ、と思っていた」


とつづられます。

 しかし、一方で、この時代の日本外交における「誠実な外交」の背景には、数々の制約の中で叡智を尽くした情報収集・分析あるいはパブリックディプロマシー戦略など、列強に負けないしたたかさを持ちあわせていたことも伺えます。

  今一度、史料館に行って、別の眼で文書や資料を見てみたい!

 

 というわけで、今日は少し寝不足ながら、外務部門会議・ベトナム若手政治関係者との意見交換会などなど日程を終えて、これから保育所へチビのお迎えです。

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予算委員会分科会にて質問に立つ!

2012年3月 5日

 地元の避難訓練を終えて、急いで上京。

 今日は、予算委員会分科会で、小川敏夫法務大臣に質問をする日なのです。  

◯ 社会内処遇の充実強化にあたっては、大前提としての施設内処遇の充実強化を軽視しないで欲しい。犯罪を犯した人を地域社会が受け入れていくためには、刑務所の中の改善更生プログラムが十全に機能していることへの信頼が必要不可欠。

◯ 社会内処遇の充実強化に関する政策立案の際には、現場で尽力している保護司さんをはじめ、更生保護女性会、BBS会、民間の更生保護施設、協力雇用主などの声をしっかり聞いて入れ込んで欲しい。

◯ 少年法の年齢引き下げについて、大臣の下で有識者会議の設置を検討すべき

  30分という持ち時間はアッという間に過ぎてしまいましたが、犯罪発生あるいは再犯防止による犯罪被害者の減少は、政治家を志した私の原点でもありますので、これからも引き続き積極的に活動していきます。

 

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                                       【予算委員会分科会にて質問】