100日

2009年12月27日

 皆さんに国会へと送り込んでいただいて、100日が経過しました。
臨時国会を終えて、いまは、地元で、その国政報告を続ける日々です。

 国会では、委員会ごとの審議が中心となって、法案をまとめていきます。
 私は、財務金融委員会の委員であり、法務委員会では委員会運営をとりまとめる理事を務めています。
 金融「ボーイズ」いっぱいの委員会で唯一の女性委員として、また、検察官の経験を少しでも国民の皆さんに役立てるように、がんばっています。

 今回の臨時国会で、財務金融委員会が作った法律は、「中小企業金融円滑化法案」。
 中小企業、零細企業、町の工場、商店街の小さな商店。
 従業員のくらしを抱え、懸命にふんばっている自営の社長さん。
 不況の中、地域で必死に働く皆さんの、資金繰りの不安を少しでも安心に変えて、年を越してもらいたい。
 一部野党の議員に出席いただけない中、こちらも必死の思いで、何とか臨時国会で成立をさせることができました。
 今後、この財務金融委員会では、まさに国のお財布(≒私たちが払っている税金)をどうやりくりしていくのかが問われます。公正・納得・透明の財政運営は、多くの皆さんが、新政権に期待しているところだと思いますので、しっかり取り組んでいきます。
 

 法務委員会では、国家公務員管理職(裁判官・検察官)の給与引き下げの法律を作りました。
 民間で働く方々と、経済的な苦しみを少しでも分かち合うという観点からの法律です。
 今後、この法務委員会では、冤罪(えんざい)をなくすための『取調べの全面可視化』の問題、『選択的夫婦別姓制度』の問題、あるいは『成人年齢を引き下げるべきか』否かの問題など、この国の司法のあり方、家族のとらえ方、成人としての義務と権利の考え方、この国の根幹に関わる議論がスタートすることと思います。
 まさに、国民一人ひとりの、思想・良心・家族観・価値観が問われる問題が山積しておりますので、ぜひ、ご意見をいただければと思いますし、直接膝をつきあわせて意見交換したいので、ぜひ小さなお集まりにも、私、山尾しおりを呼んでください。
 
 私個人の課題としては、「子どもを犯罪から守る」「子どもに優しい司法」の第一歩として、子どもを被害者とする犯罪の時効の問題にも、取り組んでいきたいと思っています。
 子どもは、犯罪被害に遭っても、それを伝えるすべを持ちません。自分が被害に遭ったということすら分からないこともあります。それどころか、「自分が悪い子なんだ」と自分を責めながらひとりぼっちで苦しんでいる子も少なくありません。
 にもかかわらず、被害に遭った子どもが成長して、ようやく、犯罪被害を訴えるすべを知ったとき、その勇気を持ったとき、時効の壁に阻まれて、裁判ができない場合が少なくないのです。
 被害者にとって、裁判は、「あなたが悪いんじゃない」とはっきり認めてもらう場でもあります。
 しかも、裁判で犯人を処罰することが、同様の犯罪の繰り返しを防ぐ第一歩です。
 犯罪被害を生き抜いてきた子どもたちが、裁判で、胸を張って「生き直す」ことができるように、この時効の壁を突破したいと、思っています。

 政権交代を選択していただいて、最初の100日間。
 
 国会での「政」冶主導、事務次「官」会議の廃止、「業」界団体からの陳情手法の抜本改正などで、政・官・財の癒着を断ち切りました。
 誰でもいつでも傍聴自由の「事業仕分け」、税制改正議論のインターネット中継などで、税金の使われ方を議論する過程を透明化しました。
 2010年度当初予算案で、公共事業を1兆3000億削減する一方で、一般歳出の5割以上を社会保障費にあてるなど、「コンクリートから人へ」の大転換実現の第一歩を踏み出しました。
 
 政治主導の政治は、つまるところ、国民主導の政治です。
 どうぞ、皆さんに選択していただいた新しい政権を、皆さんの手で育てていただけますように。
 この年の瀬も、山尾しおり、全力投球です!